物事集 令和三年七月版
暗黒の艦隊1,2,3、他 「令和三年七月十五日[2021/07/15]」
『暗黒の艦隊1,2,3 ジョシュア・ダルゼル著、金子 司訳 早川書房 2刷/1刷 2017年6月/2018年7月/2018年8月 ¥920/¥940/¥960+税』(購入3冊¥1,608送料・税込み)
『地球防衛戦線1,2,3』 ダニエル・アレンソン著、金子 浩訳 早川書房 1刷 2020年3月/6月/10月 ¥1,000/¥1,000/¥1,320+税 (購入3冊¥330税込み)
「暗黒の艦隊」シリーズは、(SF小説として、)大変、面白く愉しめた!
やはり、物事の"先読みと深読み"が出来て、常に"敵との戦い"に勝てる主人公が居るってのは、ハラハラさせられるけれども、何処となく安心感が持てるからだろう。
私は、寝る前の1時間程を、読書の時間に当てているが、最近は読む速度が遅くなっている所為か、このシリーズは、随分、長い間愉しめた感がある。
そして、読み終えてからも、同じ著者の本を探そうと心に決めたほど、気に入った。
他方、追っ掛けて買った「地球防衛戦線1,2,3」の方は、(同じ柳の下を狙ったのだが、)残念ながら、"ドゼウ"は居なくて、"泥の付いた棒切れ"だった。
体裁よく言えば、少女たらし主人公(マルコ)の、"ロマンティック・ファンタジィ"、あるいは、"ロマンティック・ホラー"にも分類されそうな活動内容で、私のような"ハードSF"が好きな者には、向いていない代物。
無理に、1冊目全部と2冊目少しを読んでみたが、防衛組織に女性士官を多く存在させるなどの"話の内容"には、私は殆ど楽しめなかった。
何だか、日本の自衛隊を強く・手堅く統率すべき"防衛相"に、(人権派の?)稲田朋美女史を充てたのと同レベルの"ルーズさ"に似ていて、鼻白んでしまった。
うっかりこんな本を選んでしまったのは、私のミスなんだが、まぁ、直ぐに捨てて惜しくない買値でもある、ということだ!
そう言えば、「暗黒の艦隊」(中古)の値段は、捨てるのが勿体無いほどだから、暫く保存しておこう!d(^^;?
教科書検定 崩壊! 「令和三年七月二日[2021/07/02]」
『教科書検定 崩壊! 藤岡 信勝著 飛鳥新社 1刷 2021年6月 ¥1,200+税』(購入¥X)
この書籍は、新聞の「意見広告」に賛同して寄付をしたら、送られて来たもので、意図して買った本ではないのだが、興味深くて、つい、"一気読み"してしまった。
読んでみて、"文科省が赤い!"というのは、どうやら、それが本質ではないようで、"文科官僚達の不活性さ・無気力さ・組織防衛本能の強さ"が、その根幹にあるらしいことが、読み取れた。
彼らには、歴史に関する諸問題に対する"新しい考え方・見方"に対して、一つ々々、きっちりと説明・反論するだけの知識や能力が不足しているように見える。
問題項目の、「一発不合格」という奇妙な制度は、やはり、例の"前川喜平"元次官の時に作られたそうだが、これは、どう見ても(怠慢な連中の)"手抜き策"であることが分かる。(あるいは、論争などはせずに、黙って拒否するためだけの策か)
しかも、その中の"検定意見"には、誤字・脱字・誤記など以外に、"誤解するおそれがある"とか"理解しがたい"とかいう、甚だ「意味不明で、曖昧な項目」があって、それを乱用すれば、簡単に「一発不合格」に出来るという。
攻勢が煩わしい(、反骨精神のある)教科書執筆者・会社に対しては、"その手を使うに限る"ってことのようだ。
先頃、文科大臣に就任した、荻生田氏も、その件(「一発不合格」)に関する国会答弁では、不合格にした理由を、"(誤字・脱字が)あまりにも、多かったから”という(事実とは違う)説明をしていたそうだ。(やれやれ...)
私も、多少、彼の"文科省改革"に期待するところがあったのだが、期待外れか?それとも、本当に難しいのか?